
ねぇモカ、私の長所って何だと思う?

どうしたの急に?
うーん、そうだなぁ。いつも前向きで頑張り屋さんなところかな。明るく元気なところもなーにゃの長所だと思うよ!

ふむふむ、「前向きで頑張り屋」「明るく元気」φ(..)メモメモ
ありがとー!自己PRって何書いたら良いかわからなくて困ってたの!

ちょっ!ちょっとまってなーにゃ!
自己PRって自分の長所を書くところじゃないんだよ!

え、そうなの?
じゃあいったい何を書けば…?
看護師として
「そろそろ次のステップに進みたいな」
「今の職場じゃなくて、もっと自分に合った場所があるはず!」
って考えているあなた。新しい職場で働く自分を想像するとわくわくしますよね!
でも、履歴書や職務経歴書に書く「自己PR」って、どんなことを書いたら良いの?と悩んでいませんか?
「自分のことって、改めて聞かれるとよく分からない」という人も多いかもしれませんね。
でも、この自己PRこそがあなたの転職をグーンと有利にするための、とっても重要なカギなんです!
なぜ今、自己PRが重要なのか?看護師転職市場の現状と求める人材像


自己PRは、今までなーにゃが看護師としてどんなことを頑張ってきたのか、どんなことが得意なのかアピールするために書くものなんだよ!

なんか難しそう…。
現在の看護師転職市場は、人手不足の状況が続いている一方で、応募者も増加傾向にあります。
これは、病院や施設側が「誰でもいい」と考えているわけではなく、「この病院・施設に本当に貢献してくれる人は誰か」をより慎重に見極めている証拠です。
つまり、ただ経験がある人を採用するわけではなく、あなたの個性や熱意、そして「ここで働きたい」という強い気持ちを効果的にアピールできるかどうかが、採用担当者の心を動かすかどうかの分かれ道になるのです。
では、採用担当者は自己PRのどこに注目しているのでしょうか?
彼らが求めているのは、単に「どんな業務をしてきたか」という事実だけではありません。
あなたの強みと貢献意欲
あなたが持っているスキルや経験が、どのように活かせるのか
主体性と成長意欲
困難な状況にどう向き合い、乗り越えてきたのか
協調性とチームワーク
周囲と協力し、チームで働いていける能力があるか
病院への理解
なぜこの病院を選んだのか
自己PRは、あなたがこれまで看護師として経験してきたこと、スキル、人間性をアピールできる絶好のチャンスです。他の応募者と差をつけ、あなたの魅力を最大限に伝えることができれば、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるはずです。
逆に自己PRの内容がほかの応募者と似たり寄ったりの内容だと、採用担当者の印象に残らず面接までたどり着くことすら難しくなってしまいます。
自己分析から応募先選定まで!「響く自己PR」を作る準備


なるほど!自己PRってただ自分の長所を書けばいいってわけじゃないんだね。
でも自分の強みとかってどうやって見つけたらいいんだろう?

そうね、まずは自分のことをよく知ることが一番大切だよ!自分自身のことをちゃんと理解できてないと、相手にその魅力を伝えることはできないからね。
それから、どんな看護師になりたいのか、どんな場所で働きたいのかを考えてみよう!
心に響く自己PRを作成するためには、いきなり書き始めるのではなく、いくつかの準備が必要です。この準備を丁寧に行うことで、あなたの魅力が詰まった、説得力のある自己PRが生まれますよ。
自己を知ることから始まる!徹底的な「自己分析」がカギ
自己PRの土台となるのが、あなた自身の「自己分析」です。これまで経験してきた看護業務を振り返り、あなたの強みや弱み、興味や関心があること、そして大切にしている価値観などを明確にしていきましょう。
ぜひメモ帳とペンを用紙して、ひとつづつ確認してみてください。
✔あなたのできること(スキル・経験)を洗い出す
・これまでどんな部署で、何年働きましたか?
・どんな疾患の患者さんを主に担当していましたか?
・特異な処置や得意な処置や看護技術はありますか?(点滴、吸引、フットケア、記録、急変対応など)
・委員会活動やリーダー業務、教育担当などの経験はありますか?
・多職種連携や患者さん・ご家族とのコミュニケーションで心がけていることは?
✔あなたのしたいこと(目標)を見つける
・どんな看護師になりたいですか?
・今後、どんなスキルを身につけたいですか?
・どんな働き方を理想としていますか?(ワークライフバランス、専門性を高める、地域医療に貢献するなど)
・どんな分野に興味がありますか?
✔あなたの魅力(性格・価値観)を掘り下げる
・周囲からはどんな人だと言われることが多いですか?(丁寧、几帳面、明るい、聞き上手、冷静など)
・仕事で「やりがい」を感じるのはどんな時ですか?
・困難な状況に直面した時、どう乗り越えてきましたか?その経験から何を学びましたか?
・看護師として大切にしていることは何ですか?
いかがでしょうか?
自分の目指す看護師の姿が少し明確になってきたのではないでしょうか。
今まで当たり前のように思っていたことが、実はあなたの大きな強みであると気づくことができたら大きな収穫です。具体的なエピソードを思い出しながら、たくさん書き出してみましょう!
応募先を徹底的にリサーチすることも忘れずに!
あなたの自己PRがどれだけ素晴らしいものでも、応募する病院・施設が求めている人物像と一致していないと「面接官の心に響く」ことは難しいでしょう。
応募先のことを深く知ることも大切です。
✔病院・施設の理念や特徴を把握する
病院や施設のホームページやパンフレットには多くの情報が載っています
・どんな医療を目指しているのか
・どのような患者層を対象にしているのか
・特定分野の専門医療があるか
・働きやすい職場環境か
・地域医療への貢献度はどうか
✔募集職種が求める人物像を推測する
募集要項には、どのような人物を求めているのかのヒントが隠されています
・チーム医療に貢献できる方
・患者さん一人ひとりに寄り添える方
・新しいことに積極的に挑戦できる方 など
✔自分の強みと応募先のニーズを結びつける
自分がその病院・施設で働く姿を想像してみる
・自己分析で見つけたあなたの強みが、応募先の理念や求める人物像とマッチしていますか?
・「私の〇〇という強みは、貴院の△△という理念に貢献できると考えています」というように、具体的に結び付けて考えてみましょう
このリサーチを怠ると、せっかくの自己PRが「どこでも当てはまる内容」になってしまい、採用担当者の印象に残らない可能性が高くなります。
手間を惜しまず、じっくりと時間をかけて調べてみましょう。
実際にその病院で働いている姿が想像できたら、自己PRの完成はすぐそこです!
【例文付き】経験・スキル別!採用担当者にグッとくる自己PRの書き方


自己分析とリサーチ、大変だけど大切な準備なんだね!
でもいざ文章にしようとすると、やっぱりどうやって書いたらいいのかわからないよ~…

そうだよね、最初は大変だと思うけど書き方のコツを知れば大丈夫!
大切なのは、なーにゃの言葉で、なーにゃ自身の魅力を伝えることだよ!
自己分析と応募先のリサーチが終わったら、いよいよ自己PRを書いていきましょう!
採用担当者の目に留まる自己PRを、あなたの経験やスキルに合わせてどう表現したら良いのか例文と一緒に紹介します。
自己PRの基本構成と効果的な伝え方
自己PRは、次の3つを意識しながら書くとあなたの魅力が伝わりやすくなります。
1.結論(あなたの強み)から延べる
「私の強みは〇〇です」と最初に伝え、読み手に「何が言いたいのか」を明確にします。
2.具体的なエピソードで裏付ける
その強みは、これまでの看護師経験の中でどのように発揮できたのか、具体的な状況やあなたの行動、そして結果を具体的に説明します。
数字など客観的な事実を交えると、より説得力が増します。
3.応募先での貢献意欲を示す
その強みを活かして、応募先の病院・施設でどのように貢献できるのか、具体的なイメージを伝えます。
この「結論→具体的なエピソード→貢献意欲」のサイクルを意識して書いてみましょう。
【例文あり】あなたの強みを最大限に活かす自己PR術
様々なタイプの看護師さんに向けた自己PRの例文をご紹介します。自分自身の経験や強みに合わせて、参考にしてみてください。
➀経験豊富なベテラン看護師さんの場合
これまでの豊富な経験を具体的なエピソードと共に伝え、即戦力となること、そして後輩指導や病院全体の質の向上に貢献できることをアピールしましょう。
私の強みは、急性期病棟での10年間の経験で培った幅広い知識と、患者さんの状況を素早く判断し的確に対応する能力です。
特に、緊急入院の患者さん対応では、医師や他職種との連携を密にとり、患者さんとご家族が安心して治療を受けられるよう努めてまいりました。以前、急変対応が重なった際には、チームリーダーとして冷静に指示を出し、新人看護師のサポートにも入りながら、混乱なく乗り切ることができました。
貴院の『地域の中核病院として高度な医療を提供する』という理念に深く共感しており、これまでの経験を活かし、即戦力として貴院の医療の質の向上に貢献できると確信しております。また、若手看護師の育成にも積極的に取り組み、チーム全体のスキルアップにも尽力したいと考えております。
②特定の専門分野でスキルを磨いてきた看護師さんの場合
専門分野での実績や、その分野への深い熱意を具体的に伝え、応募先での専門性の発揮をアピールしましょう。
私は〇年間、透析センターにて勤務し、透析治療における専門的な知識と技術を習得してまいりました。特に、患者さんとの長期的な関わりの中で、体調管理だけでなく精神的なサポートの重要性を痛感しております。
ある患者さんで、透析導入に強い抵抗がある方がいらっしゃいましたが、毎回の治療時に傾聴し、食事指導や生活習慣改善のアドバイスを根気強く続けることで、徐々に前向きに治療に取り組んでいただけるようになりました。
貴院の『患者さん一人ひとりに寄り添う看護』という方針に深く共感しており、これまでの透析看護の経験を活かし、患者さんのQOL向上に貢献したいと考えております。
③未経験分野への挑戦を考えている看護師さんの場合
これまで培った、どんな職場でも活かせるスキルや、新しい分野への意欲、学ぶ姿勢を具体的に伝えましょう。
私の強みは、どんな状況でも冷静に対応できる対応力と、新しい知識や技術を積極的に吸収する探求心です。
看護師協会の研修や、院内の委員会活動にも積極的に参加してまいりまいた。これまで内科病棟で培ってきた観察力や患者さんとのコミュニケーション能力は、貴施設での訪問看護においても必ず活かせると考えております。
訪問看護は未経験ではございますが、地域包括ケアシステムの一員として、住み慣れたご自宅で過ごしたいと願う患者さんとご家族をサポートしたいという強い思いがあります。研修制度が充実している貴施設で、一から学び、一日も早く貴施設の利用者様やご家族に貢献できるよう、誠心誠意努力してまいります。
④ブランクがある看護師さんの場合
ブランク期間の過ごし方(スキルアップや資格取得、子育て経験など)を前向きに伝え、復職への意欲と、ブランク期間を経て得た人間性や価値観をアピールしましょう。
結婚・出産を機に〇年間看護の現場を離れておりましたが、子育てを通して、改めて看護師として社会に貢献したいという思いが強くなりました。
このブランク期間中も、医療に関する情報収集や、〇〇の資格取得に努めてまいりました。また、子育て経験から、より患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、丁寧なコミュニケーションを取ることの大切さを学びました。
貴院の『地域住民に開かれた病院』という方針に共感し、ブランクがあるからこそできる、きめ細やかなサポートで、地域医療に貢献したいと考えております。一日も早く現場感覚を取り戻し、即戦力となれるよう、努力していく所存です。
これらの例文はあくまで参考です。
そのまま引用して使うのではなく、自分の言葉で、具体的なエピソードを交えながらオリジナリティのある自己PRを作成してくださいね。
【効率アップ】自己PR作成から応募まで!転職サイトの賢い活用術と登録のススメ


うわー!なんだか私にも書けそうな気がしてきたよ!
でも自己PRが書けても、どんな病院に応募したらいいかとか、面接とかやっぱり不安だなぁ。

転職に不安な気持ちがあるときは、看護師専門の転職サイトを使うと安心だよ!
自己PRの作成が終わったらいよいよ応募段階ですが、
「この自己PRで本当に大丈夫かな」
「もっと良い病院があるんじゃないか」と迷ってしまうこともあると思います。
そんな時にあなたの強力な味方となってくれるのが、看護師専門の転職サイトです。
看護師専門転職サイトを使えば効率が劇的アップ!
看護師専門の転職サイトは、自己PRを作る段階から、どんな病院に応募するか、面接の練習、さらには給料の交渉まで、転職活動のあらゆる場面であなたをガッツリ応援してくれます。
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自己PR・履歴書の添削サービスも!
作成した自己PRや履歴書をプロの視点から添削してもらうことができます。客観的なアドバイスを受けることで、より魅力的で効果的な書類に仕上げることができるでしょう。
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スケジュール調整もお任せ
面接日程の調整など、面倒なやり取りもアドバイザーが代行してくれるため、働きながらの転職活動もスムーズに進めることができます。
転職サイトを賢く活用するためのポイント
転職サイトのメリットを最大限活用するために、押さえておきたいポイントを紹介します。
特に初めての転職で、何から始めたら良いかわからないというあなたは参考にしてみてください。
複数の転職サイトに登録してみる
各サイトで保有している求人情報や、受けられるサービスも異なります。
またキャリアアドバイザーと相性が合わない場合、一つのサイトだけに登録しているとかえってストレスが溜まってしまうかもしれません。
複数のサイトに登録して比較検討することで、より多くの選択肢の中から自分に合ったものを見つけることができます。
キャリアアドバイザーとは積極的にコミュニケーションを取る
あなたの希望や不安、疑問点は遠慮せずに伝えましょう。
アドバイザーとの信頼関係が築ければ、より質の高いサポートが期待できます。
希望条件は具体的に伝える
「残業は月〇時間以内」
「〇〇科で働きたい」
「給与は〇円以上」など、できるだけ具体的に伝えることで、ミスマッチの少ない求人を紹介してもらいやすくなります。
自己PRや職務経歴書の添削を依頼する
自分の自己PRを見せることに抵抗感がある方もいるかもしれません。でもプロの視点が入ることで、あなたの書類は格段にレベルアップします。
積極的に添削サービスを活用しましょう!
応募先の情報は自分でもしっかり確認する
アドバイザーからの情報だけでなく、自分でも応募先のホームページなどを確認し、情報に食い違いがないか、本当に自分に合った職場かを確認することが大切です。
自己PRの作成は、あなたの魅力を最大限にアピールする大切なステップです。
しかし、その自己PRを最大限に活かし、理想の転職先を見つけるためには、プロのサポートが欠かせません。
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あなたの個性が輝く自己PRで、理想の看護師転職を実現しよう

モカ、ありがとう!自己PRの書き方も、転職サイトの活用方法もよくわかったよ。
これなら私にも自己PR書けそうだよ!

なーにゃの個性は、なーにゃだけの宝物だからね。自信をもって、自分だけの自己PRを作ってみてね!
自己PRは、単なる経歴の羅列ではありません。あなたがこれまで看護師として培ってきた経験、身につけたスキル、そして何よりも「あなた自身の個性」を伝える大切なメッセージです。
あなたの言葉で、あなたの熱意と誠意を伝えることができれば、必ず採用担当者の心に響くものになるはずです。
転職活動は、新しい自分と出会い、キャリアをさらに発展させるための素晴らしいチャンスです。時に不安を感じることもあるかもしれませんが、この記事でご紹介したポイントを参考に、そして看護師専門の転職サイトのサポートを上手に活用しながら、自信を持って一歩を踏み出してください。
あなたの持つ素晴らしい看護師としての経験と情熱を、次の職場で存分に発揮できることを心から願っています。
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